『地球が静止する日」 [enjoy!]
お正月、久しぶりに映画を見てきました。
ディカプリオとキアヌ・リーブス、どちらにするか迷ったあげく、顔の好みで選んだのは・・・
すら〜り端正な、キアヌさんでした!
http://movies.foxjapan.com/chikyu/
映画館で鑑賞なんて久しぶりだったし、せっかくだから音響と大画面を大いに楽しもうという腹もあったのです。いやいや、いい意味でも悪い意味でも期待を裏切らない、まさしくハリウッド映画そのものという安心感のある作品でございました☆
飽きもせずおんなじよ〜な作品を巨額の資金を投じて作り続けるハリウッドと、
きっとおんなじなんだろ〜な、とわかっちゃいるけど、2千円弱払って二時間たっぷり楽しんでしまう私たち・・・
どっちもどっち(笑)
それにしても・・・
「世界の滅亡」という、曖昧な恐怖の対象にリアリティを与えるために、「アレ」をもってくるとは!!
これまで、核とか、環境破壊とか、エイリアンとか、いろいろなイコンが使われてきたけれど、正直どれももう使い古されちゃって 新鮮味がないのは否めない。ところがところが今回は違いましたよ!
ちなみに、エイリアンのイメージにも時代によって変化があって、 一昔前は頭が大きくて手足が長く、ぬらぬらしているタコ状の生き物が一般的だった(たとえばETとか、エイリアンシリーズとか、マーズアタックとか)けれど、今は「目に見えない」とか、「地球人にまぎれてる」とか、そういったパターンが多いような気がします。
今回もエイリアン自体の描写は、この後者のパターンそのものでした。だからこの点ではやっぱり新鮮味はなかったのだけれど。
地球を滅亡させるのは、エイリアンそのものではなくて、最終的にはエイリアンが連れてきた「アレ」なんです。・・・そう、言葉にするのも恐ろしい、「アレ」。人間の住むところならどこにでも侵入してきて、極寒の地でも、酷暑の地でも死滅することのない、恐ろしいほどの繁殖能力と生存能力をもつ「アレ」。はるか恐竜の時代から 変わらないそのままの姿で生き続けてきたと言われる、「アレ」。夜中に電気をぱちんとつけると、かさかさかさ!と暗闇に逃げ込む「アレ」・・・ああ、想像するだけでも身震いが!
映画の中では空が真っ黒になるほど大量に発生した「アレ」が、金属も人間もなにもかもを食い尽くすという恐怖が描かれていたのだけれど、個人的にはこれ、かなり怖かったです・・・。そして、今もっともリアリティのある恐怖のシンボルに「アレ」をもってくるなんて、なかなか着眼点がよろしい!と感心したわけなのでした(原作ではどうなってるのだろう?確か50年以上前の話のリメイクなのよね?)。
そうそう、アニメ「キスダムR」でもそういえば、「アレ」が世界を滅ぼすって話になってましたね。
人間が滅びても、「アレ」は必ず生き延びるのだろう。それだけは確実。
どんな死に方をするにしても、「アレ」に喰われるなんて最期だけは想像したくない、私なのでした。
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